横浜みなとみらい大ホール (2004-12-20)
 佐渡裕指揮 シエナ・ウィンド・オーケストラ演奏会に行ってきました。
感想をだらだら書いちゃいました。最後まで付き合ってね!



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*江戸川区のアパートから都営新宿線で馬喰横山駅で浅草線に乗り換え、泉岳寺から京急線に直通運転、三崎口行きの急行で横浜まで、約1時間10分の乗車。帰宅方向が逆な事もあり車内は比較的空いていました。

*横浜駅に着き、みなとみらい線に乗り換えるのですが駅構内は工事中で天井内がネットが張ってあるとはいえスケルトン状態。新横浜駅には行ったことがあるけど、ここには初めて来たしJR線は馴染みがあるけど京急線なんて肌に?合わん! 
 ちょこっと迷いましたが無事「みなとみらい線」に乗り換え、中華街方面の電車に乗り「みなとみらい駅」にて下車。その間約3分、新しい車両と新しい駅ホームが新鮮でした。「クイーンズスクエア横浜連絡口」を通って、「みなとみらいホール」(写真1)へいざ! 途中、クイーンモールには大型ツリー(写真2〜4)が。

*会場に入る前に少し腹ごしらえを!と思いコンビニでおにぎり・お茶を買うことに。周りにはシエナの演奏会に来たであろう中高校生の姿がちらほら、みんな部活帰りだろうか楽器ケースを持った子がかなりの数見受けられた。いいよなぁ、学校帰りにこの演奏会に来れるんだもんなぁ。

*会場に入るとコンサート会場が目の前に広がりました。まだ演奏前なので会場の雰囲気をパシャ!(写真5・6)今日の演奏がDVDにもなるということで各所にカメラがスタンバイ!!

*かなり予算をケチったのでB席。ステージサイドからの眺めだろうなぁと思いきや、思いっきりステージ斜め後方。自分の席からの眺め。(写真7)おかげで、パーカッションやら金管の譜面等を見ることが出来ました。そして、指揮者の表情がよく見えてよかったです。

*演奏が始まって、やはり音響的に気持ちがいいものではないんだけど、いろいろテクニック等を盗むには後方の席もいいかな!と。
 それにしても「高度な技術への指標」は圧巻。テンポもさることながら悠々と演奏する姿には恐れ入りました。プロなんだから当たり前といえばそれまでですけど。プレーヤーはみなさん若い。あの流れるような指使いといつまででも吹いていられそうな持久力。改めて拍手。

*続いて、「シンフォニア・ノビリッシマ」。この曲は個人的に体に染み付いているというか、付き合いが長かったというか。いまでも練習記号を覚えていますよ。中学の頃、一般団体になってからと、練習中の状況が目に浮かんできた。ここのクラは必死だったとか、ここのボーンは命を賭けてたとか、ここのハイロングトーンは血管が切れそうだったとか。さまざまな情況がオーバーラップしてしまった。気付いたら体が揺れていた。そんな感じです。 佐渡氏の指揮がまた感情が入っていてこちらまで演奏しているような気がしてきた。

*第1部が終わって15分の休憩中、ロビーで三国蓮太郎夫妻を見かけた。白髭が決まってました。

*第2部は「音楽のおもちゃ箱」〜佐渡裕のトークと音楽〜。ということでゲストにあの「Blast!」にも日本人で唯一参加している、パーカッションの石川直(なおき)さんが登場。シエナのメンバーとともに椅子とバケツで軽く。今年の9月に佐渡さんと「何か一緒にやりたいね!」と話したのがきっかけで すぐ今回のツアー参加が決まったとか。一流プレーヤーは行動が早い。 佐渡さんのHPによると佐渡さんは、日本には一年のうち3〜4ヶ月ほどしかいないそうで、そんな超多忙な音楽家の方がスケジュールを調整するのはものすごいことだと。
 その石川さんの登場前には テレビで御馴染み?の「大阪淀川工業高校吹奏楽部」の丸谷先生がステージ呼ばれ、佐渡さんと軽快な漫才が、、、、、。しきりに「私は怖い先生と思われがちですが、そんなことはありませんよ!怒ってるところばかりテレビで流れたんでね!こまってるんです。アホ・アホって言ってるのは大阪人の癖。言ってみれば句読点のようなもんです。普通の人が{練習せえよ。 と言うところを 練習せえよ(aho!)}となるんです。」   
 う〜ん 確かにそんな感じ。笑ってしまった。まぁ、怒らずに指導して全国行けませんけどね! そしてこんなことも 「うちのフルートなんか下手でねぇ、習志野高校の一番下手なフルートよりうちの一番うまいフルートは下手なんです!」と謙遜のお言葉。演奏下手なメンバーで全国「金賞」は取れません!!  (注記:「習志野高校吹奏楽部」=吹奏楽部の名門、全国大会「金賞」の常連校。千葉県)

*第3部は「アルメニアン・ダンス全曲」。パート1・パート2と二つに分かれているので一緒に演奏されるのは珍しいのですが、今回は一粒で2度おいしい!って感じ。 これも思い出深い曲なので 集中したし、頭の中で記憶がぐるんぐるん周りながら、手に汗をかいていました。 この曲は一般団体で初めてコンクールに出場したときの自由曲。青春が蘇ります。
 パート1では8分の5拍子部分での佐渡さんの表情がとてもよかった。楽しみながら指揮してるんで よく見るとタクト振ってるというか踊ってる感じ。いやぁ、最高です。これで3500円はお値打ち? 次回も必ず聴きにそして見に来ますよ。必ず。たしか6月でしたね!

*そして、アンコール1曲目は「第一組曲のマーチ」 これも吹奏楽の定番。 この曲が始まる頃から周りで観客の生徒達がそれぞれ楽器を準備するのが見られた。「おっ!これは{ローマの松}でもやるんかな?事前に応募してきてるんだろうな。」と思っていたら クラリネットもいるし、フルート・サックスもいる。アッピア街道じゃないなぁ。  「じゃ、次は恒例の星条旗を演奏するのでみなさんステージに集まってください!」と佐渡さんのアナウンス。 
 これで謎が解けた、開演前に見かけた楽器ケースを持った中高校生たち。今、この時の為にわざわざ楽器を持参したわけね! みるみるうちにステージは彼達で埋め尽くされ(写真8)、指揮者希望の子達も数人、幼稚園児のような子もいたなぁ。これは思い出になる。私も学生だったら楽器を持って来たかも。あれ?中には社会人らしき人もいたか? じゃぁ、次回は楽器持参か?


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